29年度 第1回「富士通・環境出前授業&ラズベリーパイをさわろう」2017/7/22
今年で、13回目のこども科学探検団が始まりました。
今回の”こども科学探検団”には定員以上の申込みの中から選ばれた塩尻市内の小学4年生~6年生の20名が参加してくれます。
子供たちは5回かけて物づくり(プログラミング、ロボット製作、オリジナル時計製作)を体験します。
※これをきっかけに学ぶことに興味をもって貰い、将来は地元企業で研究・開発に携わる人材が増えて欲しいと思っています。
1回目は、富士通&富士通ソフトウエアテクノロジーズの方の環境出前授業「地球1個分で暮らすために~エコロジカル・フットプリントから考える~」と「ラズベリーパイをさわろう!」です。
まずは、子供たちに、「名前」、「学校名」、「学年」と「今、はまっている事」を紹介してもらいました。
皆のはまっている事は”ゲーム”、”そろばん”、”英語”、”編み物”、”将棋”、等さまざまでしたが中には「今、探しています」という子も.....
今回のこども科学探検団で「はまっている事」を見つけられるかもしれませんね。
次は、環境出前授業「地球1個分で暮らすために~エコロジカル・フットプリントから考える~」です。
スライドを見ながら、司会の方が環境についての課題について子供たちに聞いていきます。
子供たちは、 自分の考えをタブレットへ入力します(どの子もスムーズにタブレット操作が出来ていました)。
「今日勉強している部屋や、いつもの教室で木が使われている物はありますか?」の質問に、
子供達は「机、えんぴつ、ノート、ダンボール、紙、etc」と答えてくれました。
加えて、司会の方の「目に見えないけど、酸素もあるよね」という問いかけに、納得の子供達でした。
他にも、「日本のノートの原料になる気はどの国の物でしょうか?」、「森林がなくなるとどうなると思いますか?」といった質問を通して、森林減少が野生動物の絶滅、災害の増加、温暖化の加速といった問題の原因であることを学びました。
次に、私たちも出来る環境活動について学びました。
<森林資源を守る活動>
- ・再生紙を使用している事を表す「R100マーク(R80等もあります)」
- ・森林の環境保全を考え、地域社会や、経済的に継続可能な形で生産された木材に与えられる「FSC認証」
- ・魚を食べ続けることができるように、海洋の自然環境や水産資源を守って獲られた水産物(シーフード)に与えられる「MSC認証エコラベル」
- ・海の自然や資源を守って獲られた持続可能な水産物(シーフード)の「ASC認証」
最後に、「地球1個分でくらす」について考えます。
今の日本人の暮らしは「地球1.6個分」の資源が必要で資源を使いすぎている事や(未来の分を使っている)、石油の残りが「40年~50年分」しかないかもしれない。という説明を受け、このままだと資源が無くなる事を実感した子供たち。
学習のまとめに、自分が地球に優しい暮らしが出来ているかをチェックシートで確認し、これから自分が取り組める活動を発表してくれました。
皆、自分が出来そうな目標を具体的に考えてくれました。
自分で考えた地球に優しい取り組み!!「明日からではなく、今日から始めて下さい」を実行して下さいね。
富士通&富士通ソフトウエアテクノロジーズの皆さん、ありがとうございました。
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15分の休憩の後、「ラズベリーパイをさわろう」へ取り組みました。
まず、1人ずつラズベリーパイ(小型PC)やキーボード、マウス、ケーブル等を受け取ります。
必要な物が揃ったら、実際にラズベリーパイを組み立てます。
ラズベリーパイを箱から中に入っている基盤を取り出します(不安そうに触る子も.....)。
最初に、基盤へヒートシンク (CPUの熱を逃がす大切な部品)を取り付けてからケースに入れます。
そして、キーボード・マウス・HDMIケーブルを繋げて電源スイッチをON!!
子供たちがドキドキしながら待っていると、ディスプレイに文字が表示され歓声が上がります。
パスワードの場所に、迷いながら入力すると無事にログイン出来ました。
講師の方より、自宅で使うときの注意点を説明してもらってから電源OFF(シャットダウン)して終了です。
3時間という長い時間、皆集中して取り組めていましたね。
次回はセイコーエプソン(株)塩尻事業所で「世界で一つだけのオリジナル時計を作ろう!」です。
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