29年度 第6回「オリジナルロボットをつくろう2&修了式」
塩尻市こども科学探検団の6回目のテーマは「オリジナルロボットを作ろう2」です。
今年度の最後の活動になる今回は、オリジナルロボット「ロボットアーム」作りに挑戦します。
まずは、全員で挨拶をして始まります(今回は、サポーターとして中学生が1名参加してくれました)。
今回配布されたのは、ユニバーサルプレート、ユニバーサルアーム、3Dプリンタで作成された「ロボットアーム用の手の部品」、麦ボウル(ロボットアームの土台にする紙皿)です。
これらの材料から、自分で部品を作り出し「ロボットアーム」の完成を目指します。
・・・3関節ロボットアームが最終目標ですが、時間が足りないので今日は2関節ロボットアームまでの完成を目指します。
作業を開始する前に講師の方から、”ユニバーサルプレート・ユニバーサルフレームをニッパーで切り取る時は必ず「保護メガネ」を付けて下さい”と安全に作業する必要性の説明を受けます。
「自分は大丈夫!」と思わずに、もしもの危険に備えるのは大切なことです!!。
説明が済むと、演習9「オリジナルロボットを作ろう!2」へ挑戦します。
演習9-1:物をつかむ部分を作ります。
- サーボモーターを固定する
- サーボモーターとGPIOを接続する ※接続の時は+/-に注意するよう声掛けがありました。
- Scratch1.4でサーボモーターを動かすスクリプトを作る
- サーボモーターへ1個目の持ち手パーツを取り付ける
- サーボモーターへ2個目の持ち手パーツを取り付ける
- 持ち手の開閉する動きを確認する
手順通りに、部品を組み合わせますが...3Dプリンタで作成した2つのパーツが上手くかみ合わず苦戦する子もいました。
まず自分で試行錯誤しようと工夫していましたが、それでも解決出来なかった時は、講師やサポーターの方へ相談して調整して貰い完成させました。
演習9-2:腕の部分1を作ります。
- ユニバーサルアームにしるしをつけ、ニッパーで切り離す
- ユニバーサルプレートへしるしをつけ、ニッパーで切り離す
- サーボモーターを挟むために、アームを加工する
- 切り離した部品をピンで固定し、サーボモーターを挟む
このユニバーサルアームやユニバーサルプレートから部品を切り出す作業、思っていた以上に力やコツが必要で非常に苦戦していました。
講師やサポーターの方からコツを教わって挑戦しますが、1箇所切り取るのが精一杯の子もいます。
何とか切り出せても、切り跡がギザギザでモータが挟めなかったり、途中でパーツが割れてしまったり.....集中して頑張りました。
※どうしても出来ない時は、講師やサポーターの方へお願いして切り出して貰います。
演習9-3:2関節のロボットを作ります。
- サーボアームをセリテープで固定する
- モーターを台となる麦ボウルへセロテープで固定する
- 麦ボウルへ固定したモーターをGPIO27番へ追加接続する
- 追加接続したモーター用のスクリプトを追加する
なんとか時間内に2関節ロボットアームが完成しました。
※なかにはテキストを参考に3関節ロボットアームまで仕上げた子も...。
回数を重ねる毎に、上手く出来ない時でも直ぐに質問せずに自分で原因を探そうとする姿が増えました。
まとめ
最後に、自宅でラズベリーパイを使う時に参考になる説明がありました。
・タクトスイッチを使う場合のプログラムと接続例の紹介
・雑誌「ラズベリーパイマガジン」や、図書館にある本の紹介
・ラズベリーパイのVNC(リモートデスクトップソフト)の設定方法
・ラズベリーパイに入っている、ゲームを使えるように設定の変更方法
・パスワードの変更方法
自宅でもラズベリーパイを使って、色々なプログラミングに挑戦してくださいね。
<修了式>
最後に、平成29年度子供科学探検団の修了式を行いました。
一人ずつ前へでて、修了証書を受け取ります。





全6回の講座を通して、”ものづくり”を経験した皆さん。
”ものづくり”の楽しさ・難しさを感じることが出来たのではないでしょうか?
今回の経験は、学校生活や将来に活かせると思います。
中学生になったら”こども科学探検団NEXT”にも参加してくださいね!!
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